社員T軽井沢さん、最近「リモートワークのために安全なVPN環境を構築したい」っていう相談が多いですよね。



そうなんですよ。あと「自社でWebサイトや業務システムを安定して運用したい」とか、「取引先からアクセス元のIPアドレス登録を求められた」という企業も増えています。



なるほど…
そういう場面で必要になるのが、いわゆる法人向け固定IPアドレスってことですね?



その通りです!でも「固定IPって何?」「導入するとどんなメリットがあるの?」と感じる方も多いんです。
この記事では、専門知識がなくてもわかるように、法人向け固定IPの基本からメリット・デメリット、導入のポイントまで分かりやすく解説していきます。
法人が固定IPアドレスを導入する5つのメリット
では、法人が固定IPアドレスを導入すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。



ここでは代表的な5つのメリットを解説します
| 活用シーン | 概要 | 主なメリット |
|---|---|---|
| VPN構築による安全なリモートアクセス | 固定IPからのみアクセスを許可するVPNを構築。社員が自宅や外出先から安全に社内システムへ接続可能。 | セキュリティを確保したリモートワークの実現 |
| 自社サーバーの公開・運用 | Web・メール・ファイル共有サーバーを安定して運用可能。常に同じIPで外部アクセスを受けられる。 | 信頼性の高いサーバー運用・安定接続 |
| IPアドレス制限によるセキュリティ強化 | クラウドサービスや取引先でアクセス元IP登録を求められる場合に対応。許可拠点のみ接続可能。 | 不正アクセス防止・情報漏洩対策 |
| 特定端末・拠点からのアクセス管理 | IoT機器・防犯カメラなどを遠隔で安全に操作。特定IPのみにアクセス権を付与。 | 安全な遠隔監視・リモート操作 |
| リモートデスクトップの利用 | オフィスPCへの遠隔接続時、固定IPで接続先を特定。外出先でも業務を継続可能。 | 業務効率の向上・柔軟な働き方の実現 |
【比較表】法人向け固定IPサービス比較表



リモートワークや社外拠点との安全な通信を実現するために、固定IPサービスを導入する企業が増えています。
ここでは、主要な法人向け固定IPサービスを比較し、自社に最適な選択肢を検討できるようにしました。
| サービス名 | 初期費用 | 月額料金(税込) | 同時接続数 | 特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| せんぞく固定IPアドレス (グローカルネット) | 0円 | 6,600円〜 (10ユーザー利用可) | 最大10接続 | ・累計法人契約者数1,400社以上 ・専用IP、安定回線、VPN対応 | ・契約プロバイダは問わず、即時利用可能 ・運用サポート付き |
| ロリポップ! 固定IPアクセス (GMO) | 0円 | 539円 | 1接続 | ・個人〜小規模利用向け。安価だがサポートは限定的。 | ・低価格で手軽。※法人利用にはやや非対応。 |
| どこでもIP (フリービット) | 0円 | 550円〜 | 1接続 | ・即日利用可能な固定IPv4アドレスを提供 | ・契約プロバイダや通信回線を問わず ・即日利用可能 |
| OCN for Business 固定IP(NTT) (OCN) | お問合せ | お問合せ | 最大16接続 | ・品質・信頼性ともに高いが、導入コストは高め。 | ・大手企業・官公庁など信頼重視の環境向け。 |
POINT:「せんぞく固定IPアドレス」は、複数ユーザー同時利用やVPN運用に対応しながらも、コストを抑えた法人プラン。セキュリティ面と導入サポートの両立が特徴です。


せんぞく固定IPアドレスが選ばれる理由
- 10ユーザーまで利用できる法人向けコストパフォーマンス
- クラウド・社内システムのIPアクセス制限運用に最適
- 365日24時間サポートで導入・設定も安心
- VPN・NAS・監視カメラ・API接続など幅広い用途に対応
- 法人契約・請求書払いに対応



「リモートワークのために、会社のネットワークへ安全に接続したい」
「サーバーに、外出先からいつでも同じようにアクセスしたい」
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法人向け固定IPアドレスサービスの選び方5つのポイント
自社に最適な固定IPサービスを選ぶためには、以下の5つのポイントを確認しましょう。
1.料金(初期費用・月額料金)
固定IPアドレスの料金は、初期費用と月額料金で構成されます。
プロバイダによって料金体系は大きく異なるため、複数のサービスを比較検討することが重要です。
特に、取得するIPアドレスの数(1個・8個・16個など)によって料金が変わるため、自社の要件を明確にしておきましょう。
2.回線速度と安定性
法人利用では、業務に支障が出ないよう高速で安定した通信環境が不可欠です。
特にVPN接続や大容量ファイルの送受信を頻繁に行う場合は、通信速度が重要になります。
また、SLA(品質保証制度)の有無も安定性を測る上での大切な指標です。
3.サポート体制の充実度
「VPNに接続できない」「サーバーにアクセスできない」といったトラブルは、業務に大きな影響を与えます。
法人専用のサポート窓口があり、迅速に対応してくれるサービスを選ぶと安心です。
電話・メール対応はもちろん、24時間365日サポートがあるとさらに心強いでしょう。
4.IPv6 IPoEへの対応
近年、従来のPPPoE方式よりも高速で安定した通信が可能な「IPv6 IPoE」が普及しています。
将来的な通信量の増加を見据えて、IPv6 IPoEに対応した固定IPサービスを選ぶのも選択肢の一つです。
5.提供されるIPアドレスの数
必要な固定IPアドレスは1つだけか、複数必要かを明確にしておきましょう。
Webサーバーやメールサーバーなどを複数運用する場合は、複数IP対応プラン(IP8・IP16など)を検討します。
将来的な拡張性も考慮して、最適なプランを選びましょう。



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法人向け固定IPアドレスとは?基本をわかりやすく解説
固定IPアドレスと動的IPアドレスの違い
固定IPアドレスとは、その名の通り、常に同じIPアドレスを使い続けられる仕組みのことです。
インターネットに接続する際、通常プロバイダーから自動的に「動的IPアドレス」という、接続のたびに変わる可能性があるIPアドレスが割り当てられます。これは、限られたIPアドレスを多くのユーザーで効率的に共有するための仕組みです。
しかし、特定の目的のためには、この「変わってしまう」ことが問題になる場合があります。そこで、いつでも同じ住所(IPアドレス)で通信できるようにするのが「固定IPアドレス」です。
▼固定IPと動的IPの比較
| 項目 | 固定IPアドレス | 動的IPアドレス |
|---|---|---|
| IPアドレス | 常に同じ(固定) | 接続のたびに変わる可能性がある(変動) |
| 主な用途 | 法人利用(VPN構築、サーバー公開など) | 個人・家庭利用(Webサイト閲覧、動画視聴など) |
| 料金 | 別途オプション料金が必要な場合が多い | 基本料金に含まれる |
| セキュリティ | 外部から特定されやすい反面、IPアドレス制限が可能 | 外部から特定されにくい |
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス
IPアドレスには、実は2つの種類があります。この違いを理解することが、IPアドレスを固定する上で非常に重要です。
- グローバルIPアドレス :インターネットに直接接続するための、世界で一つしかないIPアドレスです。今回解説している固定IP/動的IPは、このグローバルIPアドレスの話になります。まさに「インターネット上の住所」そのものです。
- プライベートIPアドレス :家庭や会社など、特定の限られたネットワーク(LAN)内でのみ使用されるIPアドレスです。「192.168.1.1」などが代表的で、こちらはLAN内の「部屋番号」のようなものとイメージすると分かりやすいでしょう。



法人向け固定IPサービスとは「インターネットに接続するためのグローバルIPアドレスを、常に同じものに固定するサービス」であると理解しておきましょう。
法人が固定IPアドレスを導入する際のデメリット・注意点
多くのメリットがある一方で、固定IPアドレスの導入には注意すべき点もあります。
追加コストが発生する 固定IPアドレスは、通常のプロバイダ料金に加えてオプション料金として提供されることがほとんどです。料金はプロバイダや取得するIPアドレスの数によって異なりますが、月額数千円から数万円程度の追加コストを見込んでおく必要があります。
セキュリティ対策が別途必要になる IPアドレスが常に公開・固定されているということは、悪意のある第三者からサイバー攻撃の標的になりやすいという側面もあります。ファイアウォールやUTM(統合脅威管理)の導入、サーバーの脆弱性対策など、しっかりとしたセキュリティ対策を講じることが不可欠です。プロバイダによっては、セキュリティサービスをセットで提供している場合もあります。
法人向け固定IPアドレスの導入・設定手順



ここではグローカルネットが提供するサービスを例にご紹介します
ステップ1:契約完了と同時にメールでマイページが送付されます


サービスを申し込むと、固定IP接続のための「ID」や「パスワード」が記載されたマイページの情報が送付されます。これは、通常のインターネット接続用のID・パスワードとは異なる専用のものです。大切に保管してください。
ステップ2:マイページにある情報を参考にPCやスマホで設定


マイページにはIDやパスワード、各端末の各接続方法に対する初期設定ガイドなどの記載があります。
初期設定に必要な時間は通常は10分程度です。
ステップ3:IPアドレスが固定されたか確認
設定完了後、PCやスマートフォンから「CMAN」などのIPアドレス確認サイトにアクセスしてみてください。表示されたグローバルIPアドレスが、通知されたものと一致していれば設定は成功です。
(参考:CMAN https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi)
法人向け固定IPに関するよくある質問(FAQ)
よくある質問(FAQ)
Q1. 固定IPアドレスはどんな企業に必要ですか?
A. 固定IPアドレスは、社内ネットワークへの安全なリモート接続や、自社サーバー・クラウドサービスの運用を行う企業に特に有効です。
たとえば、在宅勤務中の社員がVPN経由で社内システムにアクセスしたり、取引先とIP制限付きでデータ共有を行うケースでは、固定IPが必須となります。
Q2. 法人向け固定IPと個人向け固定IPの違いは何ですか?
A. 法人向け固定IPは、信頼性・セキュリティ・サポート体制が強化されている点が特徴です。
24時間対応のサポートやSLA(品質保証制度)、複数IPの提供など、業務利用を前提にした設計になっています。
一方、個人向けは価格が安い代わりに、サポートや安定性が限定される場合があります。
Q3. 固定IPを導入する際に注意すべき点はありますか?
A. まず、利用目的を明確にすることが重要です。
VPN接続・サーバー公開・クラウドサービスのIP制限など、用途によって必要なIP数や通信品質が異なります。
また、IPv6 IPoE対応やサポート体制の充実度など、将来の拡張性も考慮して選ぶと安心です。
まとめ
今回は、法人向けの固定IPアドレスについて、その基本からメリット・デメリット、選び方、おすすめの固定IP付与サービスまでを解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返ります。
- 固定IPアドレスとは インターネット上の住所(グローバルIPアドレス)を常に同じものに固定するサービス。
- 法人利用の主なメリット VPN構築による安全なリモートアクセス、自社サーバーの公開、IPアドレス制限によるセキュリティ強化などが実現できる。
- 選び方のポイント 料金、速度・安定性、サポート体制、IPv6対応、IPアドレス数などを総合的に比較検討することが重要。
固定IPアドレスは、現代のビジネスに不可欠なリモートワーク環境の構築や、DX推進を支える重要なITインフラです。自社の課題や目的に合わせて最適なサービスを導入し、ビジネスの成長を加速させましょう。
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