
新しい料金プランに乗り換えたいけど、eSIMって何なんでしょう?
それに、自分のiPhoneで使えるのかな…。



そのモヤモヤ、よく分かります!eSIMはスマホ内蔵のデジタルSIMで、差し替え不要・オンライン即日開通ができるんです。海外でも日本でも使いやすくて、まず仕組みだけ押さえればグッとハードル下がりますよ。



なるほど!じゃあ、自分のiPhoneがeSIM対応かどうかって、どうやって確認すればいいんですか?



確認はカンタンです。
方法①:「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」や「モバイル通信プランを追加」が表示されていればOK。
方法②:「設定」→「一般」→「情報」で「EID」が出ていれば対応機種です(EID=eSIMの識別番号)。
この記事ではeSIMの基本・対応確認・設定手順まで丁寧に解説します。読み終わる頃には、今日からスムーズに使いこなせますよ!
eSIMとは?物理SIMとの違い
まずはじめに、eSIMがどのようなものなのか、従来の物理SIMカードと比較しながら見ていきましょう。
eSIMの仕組みとメリット・デメリット
eSIMとは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMのことです。「Embedded SIM(埋め込み式のSIM)」の略で、物理的なカードの抜き差しが不要なデジタル版のSIMカードとイメージしてください。
契約した通信キャリアの情報を「プロファイル」というデータ形式でスマホにダウンロードするだけで、通話やデータ通信が利用可能になります。
物理SIMとの違いを踏まえた、eSIMのメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
SIMカードが届くのを待たず、申し込み当日から利用開始できる。 | オンラインで即日開通比較的新しいモデルでないと利用できない。 | 対応機種が限られる
物理カードが不要なため、紛失や破損の心配がない。 | SIMカードの紛失リスクがないeSIMの再発行手続きが必要になる。 | 機種変更が少し面倒
1台で2回線を利用可能。プライベートと仕事を分けられる。 | デュアルSIM運用がしやすい– |
物理SIMと併用するデュアルSIMとは
デュアルSIMとは 1台のスマートフォンで、2つの異なるSIM(回線契約)を同時に利用できる機能のことです。


iPhoneの場合、「eSIM」と「物理SIM」を1つずつ組み合わせることで、デュアルSIMを実現できます。(iPhone 13シリーズ以降はeSIMを2つ同時に利用することも可能です)
デュアルSIMを活用すると、以下のような便利な使い方ができます。
- 仕事用とプライベート用で電話番号を分ける 1台のiPhoneで2つの電話番号を使い分けられます。
- 通話用とデータ通信用でプランを分ける 通話はかけ放題のプラン、データ通信は格安プランといったように、最適なプランを組み合わせて通信費を節約できます。
- 海外渡航時に便利 日本のSIM(物理SIM)を入れたまま、渡航先のプリペイドeSIMを追加すれば、SIMカードを差し替えることなく現地の回線を利用できます。
eSIM対応のiPhone全機種一覧
それでは、あなたのiPhoneがeSIMに対応しているか確認してみましょう。2024年現在、eSIMに対応しているiPhoneは以下の通りです。
(参考:Apple公式サイト https://support.apple.com/ja-jp/HT209044)
iPhone 16シリーズ
- iPhone 16e
- iPhone 16 Plus
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Pro Max
- iPhone 16
iPhone 15シリーズ
- iPhone 15
- iPhone 15 Plus
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
iPhone 14シリーズ
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
iPhone 13シリーズ
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
iPhone 12シリーズ
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
iPhone SE(第2世代以降)
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone SE(第3世代)
iPhone 11シリーズ
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
iPhone XS・XRシリーズ
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
iPhone XS/XR以降のモデルはすべてeSIMに対応しています。また、iPhone 13シリーズ以降はデュアルeSIMにも対応しており、2つのeSIMを同時に利用可能です。
【重要】eSIM非対応のiPhone機種
以下のモデルはeSIMに対応していません。物理SIMカードのみ利用可能です。
- iPhone X
- iPhone 8 / 8 Plus
- iPhone 7 / 7 Plus
- iPhone 6s / 6s Plus
- iPhone 6 / 6 Plus
- iPhone SE (第1世代)
- それ以前のすべてのiPhone
お使いの機種がリストにない場合は、残念ながらeSIMは利用できません。
自分のiPhoneがeSIM対応か確認する方法
「リストには載っているけど、念のため自分のiPhoneで直接確認したい」という方もいるでしょう。設定画面から簡単に確認できます。
設定画面で「EID」の表示を確認する手順
手持ちのスマホがeSIM対応か確認する方法
「自分のスマホの機種名は分かるけど、リストにあるか確信が持てない…」という方もいるでしょう。そんなときは、スマホの設定画面からeSIMに対応しているか簡単に確認できます。
iPhoneでの確認手順(2つの方法)
iPhoneの場合、2つの確認方法があります。
① 設定アプリから確認
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「eSIMを追加」または「モバイル通信プランを追加」があればOK
② EIDで確認
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」をタップ
- 下にスクロールし「EID」が表示されていればOK


EIDとは?
eSIMに割り当てられた32桁の識別番号のことです。
SIMロックの有無を確認する必要性
eSIMを利用する前に、もう一つ確認しておきたいのが「SIMロック」です。
SIMロックとは 特定の携帯キャリアのSIMカードしか使えないように、端末にかけられた利用制限のことです。
例えば、ドコモで購入したiPhoneにSIMロックがかかっていると、auやソフトバンク、楽天モバイルなどのeSIMは利用できません。
SIMロックの有無は、先ほどのEIDを確認した画面と同じ場所で確認できます。
- 「設定」→「一般」→「情報」の順にタップします。
- 「SIMロック」の項目を確認します。
- 「SIMロックなし」と表示されていれば、どのキャリアのeSIMでも利用できます。
もし「SIMロックあり」と表示されている場合は、iPhoneを購入したキャリアのウェブサイトや店舗でSIMロック解除の手続きが必要です。
▼各携帯キャリアのSIMロック解除はこちら。
iPhoneでeSIMを設定・アクティベートする手順
お使いのiPhoneがeSIMに対応していることを確認できたら、いよいよ設定に進みましょう。設定方法は主に3つあります。
設定前の準備物(Wi-FiとQRコード等)
設定をスムーズに進めるために、以下のものを準備しておきましょう。
- Wi-Fi環境 eSIMのプロファイルをダウンロードするために、安定したWi-Fi接続が必須です。
- eSIMのQRコードまたはアクティベーションコード 契約したキャリアからメールなどで送られてきます。QRコードは別の端末(PCやタブレット)に表示させるか、印刷しておくとスムーズです。



Glocal eSIM ではeSIMの設定の仕方を詳しくご案内しています!
iPhoneでのGlocal eSIMの設定方法



設定前に、以下の3つを確認してください!


① 設定画面を開く
設定→モバイル通信→eSIMを追加


② QRコードをスキャンし、eSIMを追加する
QRコードを使用→スキャン画面でQRコードを読み取る


③ eSIMをアクティベートする
eSIMのQRコードを読み込むと、自動的にアクティベートが開始されます。アクティベートが完了するまでには数分程度かかる場合がありますが、完了すると通知が表示されます。アクティベートが完了したら、Glocal eSIMを使用することができます。
<Glocal eSIMをアクティベートできない場合>
アクティベートできない場合は、以下の手順を確認してください。
- 設定アプリの「モバイルデータ通信」で「eSIM」を選択していることを確認してください。
- ネットワーク接続が良好な状態でQRコードを読み込んでいることを確認してください。
- スマートフォンのOSが最新のバージョンに更新されていることを確認してください。
- Glocal eSIMの有効期限が切れていないことを確認してください。
- QRコードが破損していないことを確認してください。
上記の手順を確認してもアクティベートできない場合は、Glocal eSIMのサポートセンターに問い合わせてください。





SIMが2つになりました!



Tさんの場合は、「主回線」という名前が通常使っているSIMで
「旅行」という名前のSIMが今回設定したeSIMですね!



こんな電波のマーク、初めて見ました・・・・



これはデュアルSIMの電波マークです
SIMが2つ設定されているということですね!



Glocal eSIM では設定動画も公開しています!
iPhoneのeSIM設定を動画で確認したい方はこちら【iPhone (iOS) バージョン】
iPhoneのeSIMに関するQ&A
最後に、iPhoneのeSIMに関してよくある質問にお答えします。
eSIMと物理SIMの併用はできる?
はい、できます。 eSIMに対応しているiPhoneでは、eSIMと物理SIMを1枚ずつセットして、デュアルSIMとして利用するのが一般的な使い方です。これにより、1台のiPhoneで2つの電話番号や通信プランを賢く使い分けることができます。
eSIMプロファイルを削除するとどうなる?
eSIMプロファイルを削除すると、その回線では通信や通話ができなくなります。 eSIMプロファイルは、物理SIMカードそのものと同じ役割を持っています。一度削除してしまうと、元に戻すことはできません。再度利用するには、キャリアに連絡してeSIMを再発行してもらう必要があります。通信に問題がない限り、むやみに削除しないようにしましょう。
海外旅行で使う場合の注意点
eSIMは海外旅行で非常に役立ちます。現地の空港でSIMカードを購入して入れ替える手間がなく、日本にいるうちから渡航先のeSIMを契約・設定しておくことも可能です。
- 注意点1:データローミングをオフにする 日本のキャリアの回線でデータローミングを行うと高額な請求が発生する可能性があるため、必ずオフに設定しましょう。
- 注意点2:信頼できるeSIMサービスを選ぶ 「Airalo」や「Ubigi」など、世界中の国で利用できるeSIM販売サービスが多数あります。料金やデータ容量、利用期間などを比較して、自分の旅行プランに合ったものを選びましょう。



Glocal eSIM ではトラブルマニュアルも動画でまとめています!
日本国内専用eSIMプラン!えらべるギガ数や無制限プランも!
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楽天モバイル・ahamo・povoでの設定方法
これらの人気キャリアは、いずれもeSIMに力を入れています。
- 楽天モバイル 「my 楽天モバイル」アプリから簡単にeSIMの申し込みと開通ができます。QRコード不要で設定が完了するため、非常にスムーズです。
- ahamo 公式サイトまたは専用アプリから申し込み後、発行されるQRコードを使って設定します。手続きはすべてオンラインで完結します。
- povo 「povo2.0」アプリを使って、申し込みからeSIM開通までを一貫して行えます。こちらもQRコードは不要です。
いずれのキャリアも、公式サイトやアプリで詳細な手順を案内しているため、それに従えば初心者でも迷うことなく設定できます。
まとめ
今回は、iPhoneのeSIM対応機種から、具体的な設定方法、便利な使い方までを詳しく解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- eSIMとは 本体に内蔵されたデジタルSIMで、オンラインで即日開通できるのが魅力。
- 対応機種 iPhone XS、XR、11シリーズ以降、およびiPhone SE (第2世代) 以降が対応。iPhone X以前は非対応。
- 対応確認方法 「設定」→「一般」→「情報」で「EID」の表示があれば対応している証拠。
- 設定方法 Wi-Fi環境下で、キャリアから送られてくるQRコードを読み込むのが基本。
- デュアルSIM eSIMと物理SIMを組み合わせることで、1台のiPhoneで2つの回線を使い分けでき、通信費の節約やプライベートと仕事の切り分けに役立つ。
eSIMは、一度設定してしまえば、物理SIMよりもはるかに手軽で便利なサービスです。この記事を参考に、ぜひあなたのiPhoneでeSIMデビューを果たし、より快適なスマホライフを送ってください。
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