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VPNの導入方法とセキュリティを強化する方法

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VPNを導入する手順を知りたい、セキュリティの高いVPNを知りたいといった疑問にお答えします。
社員の自宅からでも安全にテレワークをすすめたい、または複数の職場のセキュリティ対策をすすめたいといったVPNの導入を検討している担当者の方に向けて専門用語を使わずに分かりやすく説明します。IP-VPNとインターネットVPNでは導入手順も変わってくるのでそれぞれ確かめましょう。


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VPN接続をするとセキュリティ対策になることは知っていますか?
なんとなくは知っていますが、導入方法が難しそうでいまいちピンときません。。
難しく考える必要はありませんよ。一つ一つ解説しますね。
そうなんですか?ぜひ教えてほしいです!

 

目次

 

1.VPNの導入に必要な機材


VPNとは...「Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク​)」の頭文字をとった略で、日本語では「仮想専用回線」という意味です。
トンネリング・暗号化・認証により特定の人だけが使える専用回線を仮想的に作る技術を指します。

また、VPN提供事業者と契約することで社内ネットワークを安全なプライベートネットワークに変換できます。
通信方法の異なるIP-VPNとインターネットVPNでは必要な機材も異なるため、それぞれを確認していきましょう。


enlightenedIP-VPNを導入する場合
IP-VPNは、VPN提供事業者の用意した閉塞網(専用のネットワーク)にてVPNを実現します。
セキュリティの高い強固なネットワークにアクセスできますが、利用コストは高くなるのが特徴です。
VPNをはじめるために用意する機器も多くなるのでひとつずつ確かめましょう。

①VPNゲートウェイ
VPNゲートウェイは、拠点から遠く離れた別の拠点までの通信方法を決める装置です。
IP-VPNを契約するVPN提供事業者からレンタルすることができます。
VPNで社内のシステムをインターネットへつなぐ前にすべてのデータは暗号化しなければなりません。
VPNゲートウェイを設置することで、その拠点から別の拠点までは暗号化した特別な回線で通信できるようになります。
拠点と拠点をトンネルのように閉じた回線を用意することからトンネリングと呼ばれている技術です。
IP-VPNでは、VPNゲートウェイを各拠点に一つずつ必ず用意しなければなりません。


②VPNルーター
ルーターはゲートウェイに付属していることも多いかと思いますが、ルーターのないゲートウェイでは個別に用意しなければなりません。
拠点間の通信方法を決めるゲートウェイとは違い、ルーターでは拠点内のネットワークに繋げる機械を制御しています。
Wi-Fiルーターのようにスマホやパソコンを無線で接続できるものやLANケーブルで繋げるなどさまざまな手段で機械を割り当てます。
VPNに繋げるルーターもIP-VPNに対応した特別な機種を用意する必要があります。


enlightenedインターネットVPNを導入する場合
インターネットVPNを導入する場合、特別に必要な機材はありません。
今使っている回線をそのままVPN回線として利用できます。
お使いのパソコンやタブレット、スマホを設定すれば即座に安全でプライベートなネットワークへとつなぎ変えられます。
アクセスする先にあるVPNサーバーとお使いのパソコンやタブレットの通信設定を暗号鍵として利用します。
通信技術による強固なセキュリティを実現することで新たな機器を導入する必要がありませんので、スムーズかつコストを抑えて導入できます。


 

2.VPNの導入方法


VPNの導入方法を企業の閉塞網を利用するIP-VPNと、お使いの通信環境を利用するインターネットVPNのケースに分けて紹介します。
それぞれの導入方法を確かめてみましょう。

enlightenedIP-VPNの場合
IP-VPNとは、企業の閉塞網を利用したセキュリティの高いネットワークです。
ご利用にはVPNに対応した回線とVPNゲートウェイ、VPNルータを用意する必要があります。

①VPNゲートウェイを用意する
まず、IP-VPNを始めるためのVPNゲートウェイを用意しなければなりません。
ゲートウェイはVPN対応の機種を選ぶ必要があり、お持ちの機種がなければ契約するVPN提供事業者よりレンタルできるかと思います。
VPNゲートウェイとは「この機械から先は特別な閉塞網でやりとりするよ」とインターネット通信を変換するための機械だと考えるのが分かりやすいかと思います。

②各拠点にVPNゲートウェイを設置
VPNゲートウェイは1箇所だけで済むことはありません。
IP-VPNを始めたい複数拠点に必ず設置する必要があります。
例えば本社と支社でIP-VPN通信をはじめたいなら、どちらの拠点にもVPNゲートウェイを設置します。
自宅であってもVPNゲートウェイを用意しなければ、IP-VPNでのプライベートなネットワークは構築できません。


③ルーターを用意(ゲートウェイ内蔵の場合が多い)
VPN提供事業者より支給されるゲートウェイにはルーターが内蔵しているものがほとんどです。
しかし、ゲートウェイがルーターを内蔵しておらず、IP-VPN接続で複数の機器をつなげたい場合は、別途VPN対応のルーターを用意してください。


④端末でVPN設定をする
タブレットやPC、サーバーなどIP-VPN接続したいそれぞれの端末でIP-VPNの設定をしなければなりません。
使用する機種やOSによって設定方法や利用するアプリは異なります。
また、導入費用や初期設定費用のかかるVPN提供事業者も多く、自社で設定する場合には知識のあるシステム担当者がいないと難しい場合も多くあります。

enlightenedインターネットVPNの場合
インターネットVPNとは、通信技術を利用した利便性の高いプライベートネットワークです。
コストが安く手順もシンプルで汎用性の高いVPNを提供しています。
既にご契約中の通信回線をそのまま使うので、特別な機器の用意は必要ありません。

①端末でVPN設定をする
インターネットVPNでは、端末のVPN設定をするだけで作業は完了します。
特別な機械を用意しなくてもすぐにプライベートネットワークの利用が可能です。
端末でのVPN設定だけで作業は完了しますので、専門的な知識を持っていなくても、簡単に設定することが可能です。

 

3.セキュリティの高いVPNを提供する企業の選び方


おなじVPNを契約するなら、よりセキュリティの高いVPNを提供できる企業を選びたい方も多いかと思います。
せっかくVPNを利用しても、通信データを不正に利用する悪徳なVPN提供事業者と契約する可能性も考えられます。
ここでは信頼できるVPN提供事業者の選び方を教えます。


enlightened自社に合わせたVPNを導入できる
コストやセキュリティ性能など自社の利用目的に合わせたVPNを提供できる企業は信頼が高い企業です。
例えば、セキュリティの高さでは「256ビットAES」という方式を採用している製品は間違いありません。
軍事利用にも採用されており、世界的にも認められている通信方法です。

運用保守を手厚くしている、対応OSは自社のシステムと一致しているかなどを確かめて、自社のシステムに合わせられる企業を選びましょう。

enlightened認証システムを強化できる
VPNはセキュリティの高い技術ですが、認証システムを一度くぐり抜けると社内の重要データにもアクセスできる危険性があります。
セキュリティリスクを回避するには、複数の認証システムを用意することで実現できます。
例えば、ゼロトラストという考え方もセキュリティ強化のひとつとして話題になっています。
ゼロトラストとは、なにも信じないという意味で、すべての認証をアクセスするたびにいちいち要求する仕組みです。
作業効率こそ落ちますが、万が一の場合でも重要なデータを保護する可能性を高めます。
認証の強度についても相談できるVPN提供事業者を選びましょう。


 

4.利用者のセキュリティ意識を向上できる


情報漏洩やウイルス感染といったセキュリティ上の問題は社員が自らリスクを招き入れている場合がほとんどです。
どれだけセキュリティの高いシステムを導入したとしても、ウイルスに感染したり認証データを社員が流出したりすると、重要データは保護されません。
定期的な社員研修などにより社員のセキュリティリテラシーへの意識を保ち続けることも重要です。


 

5.セキュリティの高いVPNはGlocal VPNへ


このようにセキュリティの高いVPN通信はGlocal VPNへお任せください。
Glocal VPNの情報保守VPNではお客様に満足いただける確かな性能のインターネットVPNをご提供いたします。
特別な機器を準備することなくお手軽に利用を開始することができます。
最大2か月無料でご利用できるおためし期間もご用意しており、おためし期間中の無料解約も可能です。

まずはご使用いただき、ご納得いただいたうえで本契約いただけます。
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グローカルネットでは、電子通信事業者としての経験を活かしたVPN接続サービスを提供中です。
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お気軽にお問合せください。

 

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