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代表取締役 柿田文和から皆様にご挨拶

代表取締役 柿田文和 弊社グループは、東南アジアを中心にWiFiレンタルの事業を行っています。私自身は、2012年にマレーシアに移住し、マレーシアで最初のWiFiレンタル会社を立ち上げ、マレーシアから海外に行く旅行者に対して、サービスを提供しています。タイムマシン経営とか言われますが、日本にあってマレーシアになかったサービスを提供したまでで、まったく通信事業の経験はありませんでしたが、日本のビジネスモデルの真似をして、マレーシアでのWiFiレンタル事業を立ち上げ、マレーシアではNo1のシェアを維持しています。

 通信は、いまや全ての人において欠かせないインフラであり、スマホなしでは生きていけなくらい通信環境が必須の環境になっています。ましてや、海外に行ったときほど通信は重要であり、海外に行く旅行者に対して、便利なサービスが提供できるのは非常に喜ばしい限りです。

 私がSIMなしのクラウドWiFi端末に出会ったのが2014年。WiFiレンタルに使用する端末の仕入を行っている中で、uCloudlink社のG1という端末に出会いました。当初は、SIMなしで動くという説明に不安を覚えながらも、実現できるのであれば、通信における革新的な仕組みであると魅力を感じました。私がuCloudlink社の日本人最初のお客様で、このときからSIMなし端末の魅力を知り、マレーシアでのWiFiレンタル事業に投入しはじめました。既に数年に渡って実際の稼働実績を積み上げてきています。

 クラウドWiFi端末にはSIMはないのですが、実際には弊社のデータセンター上にはSIMを置いてあります。お客様の通信品質において、実は最も重要なのは「どんなSIMをデータセンター上に置いているか」なのです。格安SIMを使えば運用コストを安くできますが、それなりの通信品質しか出ません。弊社は当初より、日本・海外でのSIMを自社で調達してデータセンター上で運用しており、WiFiレンタルのお客様の体験を最優先するため、通信品質では妥協のないSIMの仕入を行っています。今でこそ、似たようなクラウドWiFi端末が出てきていますが、実際に使われているSIMが品質の悪いものであれば、安かろう悪かろうで、まったくメリットがありません。弊社ではWiFiレンタル事業の背景を活かし、SIMの調達、端末製造、システム運用まで一貫して行っている、唯一の事業者だと自負しております。

 クラウドWiFi端末は、元は弊社マレーシアでのWiFiレンタルでの利用からスタートしましたが、日本ではこのクラウドWiFi端末をお客様に販売するという新しい形で、新規のベンチャー企業として、2016年に「株式会社グローカルネット」を立ち上げました。海外に行くときに、WiFi端末をレンタルするというスタイルが定着しつつありますが、弊社のクラウドWiFi端末「グローカルネット」は、「世界中で使えるWiFi端末を持ち歩こう」ということで、通信の新しいライフスタイルを提案するものです。お陰様で、海外への渡航の多い旅行者やビジネスマンに広く受け入れられています。

 我々のミッションは、通信における世界中の良いものを広めて行くことにあると考えています。WiFiレンタルというビジネスモデルは日本発のものですが、クラウドWiFiという技術は海外から日本に逆輸入したものです。弊社は、海外に幅広いネットワークを持っており、世界の素晴らしい技術や情報が日々入ってきます。日本の良いところと世界の良いところを融合して、新しい世界を提供し続けていく事が弊社の役割です。めまぐるしく変わる世界を察知し、変化を主導できる企業として世の中に貢献していきたいと思います。

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